ゲームBGMとデラシネ

ゲーム音楽

皆様お帰りなさいませ。
現在Youtube上で「【ゲーム実況】デラシネの屋根裏」と言うチャンネルを運営している
「デラシネ」と申します。

今回は自身が好きな「ゲームBGM」の出会いについて少し綴っていこうかと思います。
宜しければ最後までご覧いただければ幸いでございます。

植松伸夫さん生まれ

デラシネのゲームBGM好きの始まりは誰もがご存じ「ファイナルファンタジー」シリーズ等を手掛ける「植松伸夫」さんから始まりました。

きっかけは、いとこに当たる同じようにゲームが大好きな歳の差が10年以上もある
お兄ちゃん達から聞かされた「FINAL FANTASY III 悠久の風伝説」と言う
ゲーム「 FINAL FANTASY III」のアレンジアルバムの
6曲目にあたる「凶々しき渇望」と言う楽曲でした。

元々のサントラ曲「闇のクリスタル」から「最後の死闘」を繋げたアレンジ楽曲です。
ゲーム内で言えばラストダンジョン~くらやみのくも戦闘曲にあたる部分です。

静かにクリスタルを彷彿させる電子音から始まり、
暗い音色とピアノの音色が段々と重なりあい、
一気にギターやベースドラム音が爆発するかのように
ラストダンジョンの「闇のクリスタル」のアレンジから入ります。

当時小学生だった自身は「なんじゃこりゃ!」とそれがゲームのアレンジアルバムだとは
分からず聞きこんでしまいました。
帰るなり父親にねだり、購入して貰った記憶が残ってます。
当時ゲームサントラを置いているCD屋は数少なかっただろう
父には大変な思いをさせたと思います(笑)

余談ですがこの「悠久の風伝説」。
一曲目はFFシリーズでお馴染みの「プレリュード」
(悠久の風伝説のタイトルは「邪悪の胎動」)から始まる訳なのですが、
其処には男性と女性の素敵なコーラスが入っております。

が、ライナーノーツによると「男性の声は一切入れていない」との事。
何度手直ししても男性の声が入ってしまう…いいや、出しちゃえ!となったそうです。
その他収録中スタッフさんにも色々とトラブルがあったそうです。

現在は入手しづらいかもしれませんが、CDを手に入れられたらぜひ確認してみてください。
今聞いても絶対男性の声入ってるんだよなぁ……。

すぎやまこういち先生育ち

まだ記憶に新しいですね。
2021年9月30日に、惜しくもこの世をラーミアに乗って飛び去って行ってしまった
「ドラゴンクエスト」シリーズでお馴染みの「すぎやまこういち」先生も
デラシネに随分影響を与えてくださいました。

突然話が変わりますが、今の小学生の皆様は「リコーダー」って学校から支給されてるのでしょうか?
当時小学生だった頃、多分3年生位の時に自身にこの「リコーダー」が学校から与えられました。
音楽の授業で色んな曲を吹いていく中で、ふと、小学生デラシネは思いついたのです。
「これでゲームのBGM何か吹けないものか?」と。

そして、その時は訪れました。
今も尚、人気を誇る「ドラゴンクエスト」シリーズの4作品目が発売され、
当時の小学生は勇者になり最後のボスをいち早く倒そうと躍起になっていました。
勿論デラシネもそのうちの一人です。

そんな折に、出会った楽曲がミネア・マーニャが主役である第4章の戦闘曲「ジプシーダンス」でした。
今でこそスマホゲームからオーケストラや歌が流れてくるのは当たり前の時代ですが
ファミコンから異国のエキゾチックなメロディーが限られた音の中でしっかりと表現されており
更にそれが戦闘曲として完成していると言う…
今書いてる段階でも良い意味で「恐ろしい」と思える楽曲でした。

「これ、吹けるようになりたい!」となってしまった少年デラシネ。

4章から進まず、敵が現れたら何もコマンドを押さずリコーダーで必死に「どの音だ?!」
と、リコーダーを吹くのです。

想像してみてください。
ゲームの画面の前で小さい子どもが必死にその曲をコピーしようとしてる姿を。
今思い返しても相当どうかしてたかと思います(笑)

しかし、どうしても足りないのが「音階」でした。当然ですが(笑)
諦めた少年デラシネの旅は漸く主人公である勇者が登場する5章へと進め、クリアに至りました。

それでも、「何か吹ける物は無いか?!」と必死になる少年デラシネ。
そして、ついに吹ける楽曲に出会えたのです。
それが第5章勇者が独りで襲撃された村からフィールドへ出ると流れる「勇者の故郷」です。
完璧とまでは行きませんでしたが、途中まではリコーダーで吹けたのです。

音楽の授業前、好き勝手に吹いてる生徒に交じって少年デラシネ、
必死に「勇者の故郷」を思い出しながら吹いていると、
クラスメイトが「すげぇ!ドラクエじゃん!!」とあれよあれよと
普段、どちらかと言えばクラスからは浮いている存在であった自身の周りに所謂クラスの中心と
なっている人物達が集まって来るではありませんか。

「これは凄い事なのでは…?」少年デラシネの心は更にゲームBGMへの愛が深まって行きました。

ALFH LYLA好きは大体友達

こうしたかったから目次が何だかバカっぽいですね(笑)
リコーダーでゲームBGMをとにかく鳴らしてみたい少年デラシネについに手に届いたのが
ファミコンに続く次世代機「スーパーファミコン」でした。

入手は友達の中でも断トツで遅く、友達の家でプレイしておりましたが、
我が家にも念願の物が届き更に、当時爆発的な人気を誇り
今も尚シリーズ通して人気の「ストリートファイターⅡ」。

お小遣いが出てはゲームセンターに行き、ストⅡをプレイしては
強いお兄さん達にボコボコにされてきたあのストⅡが家で出来る!と大層喜んだ記憶があります。

そして、そのストⅡにのめり込み、
ある時ストⅡのドラマCDをレンタル屋から何気なく借りて聞いてみたところ、
春麗とバイソンのステージ楽曲のアレンジも一緒に収録されておりました。
(もうどのCDだったか…覚えてないですが。)

「これリコーダーで吹けないか?!」

少年デラシネ今度はCDプレイヤーの前でリコーダーを吹く日々が始まりました。
ちなみにALFH LYLA(アルフライラ)とはCAPCOMのサウンドチームの名前で
現在ではあの「キングダムハーツ」シリーズ等を手掛ける
下村陽子さんも在籍していたサウンドチームです。

そして、どちらも完成とまではいかない物のある程度のコピーが
リコーダーで出来るようになるのです。
…が、格闘ゲームのBGMは他の少年たちの心には響いておらず
デラシネ少年の自己満足で終わるのです。

しかし、リコーダーで吹けた!その事がゲームBGMへの楽しさを更に深めてくれるようになりました。

下水道はやっぱり名曲だ。

ゲームBGM愛を更に加速させてくれたのが表題の「下水道」でした。
此処でピンと来た人は、飲みに行きましょう。

こちらも未だに人気であるスクウェア・エニックスの作品「Romancing SaGa」シリーズの
一作目のサントラに収録されている「下水道」。
自身にゲームBGMの魅力を目覚めさせてくれた
いとこのお兄ちゃんの家に行った際に、聞かされた物でした。

「この曲良い!」と、速攻で言った少年デラシネ。
しかし、周りのお兄ちゃん達からの反応は「下水道だぜ?!」と笑われました。

それでもこの曲の少し物悲しい電子音から始まり大きな広がりを見せず、静かに何かが其処に居る。

そんな存在感のこの曲を忘れる事が出来ず、またしても父親におねだりをする事に。
しかも、ロマサガ未プレイ状態。それでも父親も同じ音楽好きとあってか
何とか買ってきてくれ、初めて其処で「伊藤賢治」さん。イトケンさんと出会う事に。

ゲームの内容も分からないのにCDの盤面が傷だらけになるまで聞きまくりました。
並行して少年デラシネは別の音楽の出会いもありましたが、
兎に角「ゲームBGM」と言う「ジャンル」により一層のめり込んで行ったのです。

思い返してみれば「ゲーム作曲家」になりたかったのかも。

小学生の時にうすぼんやりとそんなことを想っていたのかも知れません。
ですが、音楽の授業で音符や音階が理解できずその夢はスンッと無くなってしまったように思えます。

今の時代、パソコンのフリーソフトでクオリティの高い音楽が溢れています。
もし、今の時代に生まれていたら。なんて思ったりもしますが。

長々となりましたが、ゲームBGMとの出会い序盤戦はこんな感じでした。
勿論、並行して数多くのジャンルの音楽との出会いもありましたが
今回は「ゲームBGM」を中心として書かせていただきました。

今後はゲームBGMは勿論、音楽等自身が経験した事や感じた事も踏まえて
皆様に何かお伝え出来たらと思っております。
それでは皆様行ってらっしゃいませ。次のお帰りお待ちしております。

デラシネの屋根裏ゲーム実況はこちら


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